A4へ300 PPIで印刷する画像の目安は、縦向きで約2480 × 3508 px、横向きで約3508 × 2480 pxです。画像全体をA4に収める場合の基準で、フチなし印刷では追加の余裕が必要です。
A4と300 PPIから計算する
A4は210 × 297 mmです。1インチは25.4 mmなので、300 PPIで必要なピクセル数は次のように計算できます。
- 短辺:
210 ÷ 25.4 × 300 = 約2480 px - 長辺:
297 ÷ 25.4 × 300 = 約3508 px
300 PPIは高品質印刷でよく使われる目安ですが、すべての家庭用印刷で必須ではありません。見る距離、画像内容、プリンター、用紙によって200 PPI前後でも実用になる場合があります。
画像印刷サイズチェックを使う
「画像印刷サイズチェック」でJPG、PNG、WebPを選びます。結果には画像のピクセル寸法と、A4に全体を収めた場合のPPIが表示されます。
IMAGE_PRINT_READY:A4でおおむね200 PPI以上IMAGE_LOW_RESOLUTION:A4へ広げると粗く見える可能性a4-ppi-ready:一般的な印刷に使いやすい範囲a4-ppi-caution:約150~199 PPIで用途によって注意a4-ppi-low:約150 PPI未満
ツールの「印刷に使える」は300 PPIを保証する表示ではありません。正確な値は結果欄のA4 PPIを確認してください。
ピクセル数が足りない場合
まず、縮小や圧縮前の原本がないか探します。メール、SNS、メッセージアプリ、Webページから保存した画像は、送信時に小さくなっていることがあります。
原本がない場合は、次の順で対応します。
- A4全面ではなく小さく配置する
- 余白を増やして印刷面積を小さくする
- 写真なら近くで見る用途を避ける
- 元データから高解像度で書き出し直す
- 一部を実寸で試し刷りする
ソフトでピクセル数を増やしても、元画像にない細部が完全に戻るわけではありません。
縦横比がA4と違う場合
正方形や横長画像をA4縦いっぱいへ印刷すると、全体を残せば余白ができ、用紙を埋めれば一部が切れます。診断は画像を回転も含めてA4内へ収めたときの最も高いPPIを計算します。
重要な文字、顔、QRコードが端にある画像では、「用紙いっぱい」やフチなしを選ぶ前にトリミング範囲を確認してください。
300 DPIへ変更するだけでは足りない
画像の解像度欄を72 DPIから300 DPIへ書き換えても、ピクセル寸法が2480 × 3508 pxへ増えるわけではありません。リサンプリングを使わない場合、変わるのは印刷上の大きさです。
この違いは画像のDPIを300へ変更しても画質が上がらない理由で詳しく確認できます。印刷サイズの基本は画像を印刷できる大きさと解像度を確認する方法も参照してください。
最終確認
- ピクセル寸法を確認する
- A4時のPPIを確認する
- 余白かトリミングかを選ぶ
- 印刷アプリの自動拡大を確認する
- 最終サイズで試し刷りする
画像のピンぼけ、圧縮ノイズ、色、プリンター性能はピクセル数だけでは判定できません。数値が十分でも、最終的な見え方は印刷物で確認します。