A4の原稿をA3用紙へ同じ比率で拡大する倍率は約141.4%です。印刷設定では一般に141%を目安にし、端が欠けないかプレビューで確認します。
A4からA3が約141%になる理由
A判の用紙は、1つ大きいサイズへ拡大したときに縦横比がほぼ同じです。
| 用紙 | 短辺 | 長辺 |
|---|---|---|
| A4 | 210 mm | 297 mm |
| A3 | 297 mm | 420 mm |
短辺は 297 ÷ 210 × 100 = 約141.4%、長辺は 420 ÷ 297 × 100 = 約141.4% です。そのため、A4からA3は一般に141%拡大として扱われます。
印刷倍率計算で確認する
「印刷倍率計算」で、元の用紙をA4、印刷先をA3、モードを「全体を収める」にします。PRINT_SCALE_ENLARGE と PRINT_SCALE_FIT に対応する結果が表示されます。
画面上の倍率は整数へ丸められます。カスタム倍率を指定できる印刷画面では141%を入力し、プレビューで用紙中央に収まっているか確認します。
Acrobat・Readerでの設定
- プリンターがA3印刷に対応しているか確認する
- A3用紙をセットし、用紙設定もA3にする
- PDFのページサイズがA4か確認する
- 「合わせる」またはカスタム倍率141%を選ぶ
- ページ集約や別の拡大縮小設定をオフにする
- プレビュー後に1枚を試し刷りする
「合わせる」を使うと、プリンターの印刷可能領域に合わせて141%より少し小さくなることがあります。ページ全体を残す用途では正常な動作です。
141%でも端が切れる場合
用紙自体はA3でも、多くのプリンターには印刷できない周辺領域があります。A4原稿の端まで背景や罫線がある場合、141%で拡大すると印刷可能領域からはみ出すことがあります。
次の順で調整します。
- 「実際のサイズ」ではなく「合わせる」を試す
- カスタム倍率を140%、139%と少し下げる
- プリンタードライバーのフチなし拡大をオフにする
- 元データに安全な余白を追加する
フチなし印刷を選ぶと、用紙を埋めるためにさらに拡大される機種があります。端の情報を残したい資料には向きません。
文字や画像の品質は上がらない
A3へ拡大すると、文字や図の物理サイズは約1.414倍になります。ベクター文字や図形は比較的きれいに拡大できますが、低解像度の画像はピクセルも大きくなり、ぼやけが目立つことがあります。
画像中心のPDFで粗さが気になる場合は、元画像のピクセル数も確認します。画像を印刷できる大きさと解像度を確認する方法が参考になります。
寸法指定の資料は試し刷りする
ポスター、図面、型紙などで寸法が重要な場合、141%という計算値だけでは保証できません。アプリとプリンタードライバーの補正、余白、給紙精度が影響します。
印刷後に基準寸法を測り、必要なら倍率を微調整してください。倍率の考え方全体は印刷倍率を計算して用紙サイズを変える方法で確認できます。