B5原稿をA4用紙へ全体が収まるように拡大する倍率は、JISの代表寸法から計算すると約115.4%です。印刷画面では115%を目安にし、余白、印刷可能領域、原稿の用途を確認してから出力します。
B5とA4の寸法から計算する
| 用紙 | 短辺 | 長辺 |
|---|---|---|
| B5 | 182 mm | 257 mm |
| A4 | 210 mm | 297 mm |
全体を収める倍率は、短辺と長辺の比率のうち小さい方です。
- 短辺:
210 ÷ 182 × 100 = 約115.4% - 長辺:
297 ÷ 257 × 100 = 約115.6%
したがって、全体を欠けさせない計算上の目安は約115.4%です。
印刷倍率計算で確認する
印刷倍率を計算して用紙サイズを変える方法の計算ツールで、元の用紙をB5、印刷先をA4、モードを「全体を収める」にします。
PRINT_SCALE_ENLARGE と PRINT_SCALE_FIT に対応する結果が表示されます。ツールは整数へ丸めるため、画面上は115%になる場合があります。
Acrobat・Readerで設定する
- PDFのページサイズがB5か確認する
- プリンターの用紙をA4に設定する
- 印刷画面で「合わせる」を選ぶ
- 倍率を固定する場合は115%を入力する
- 自動回転と中央配置を確認する
- プレビューで四辺が欠けていないか見る
- 1枚だけ試し刷りする
プリンタードライバー側にも「B5→A4」設定がある場合、Acrobat側と両方で拡大しないでください。二重に拡大すると端が切れます。
余白なしで全面へ広げる場合
B5とA4の縦横比は完全には一致しません。「全体を収める」ではわずかな余白が残ります。余白をなくすために「塗りつぶし」やフチなし印刷を選ぶと、用紙を埋めるまで拡大され、上下または左右の端が切れる可能性があります。
罫線、ページ番号、注釈が端にある資料は、余白を残す設定が安全です。フチなし印刷の追加拡大量はプリンターごとに異なります。
拡大してはいけない資料
ラベル、型紙、図面、採寸用紙、原寸指定の申請書は、115%へ拡大すると基準寸法も変わります。提出先や作成者が用紙変更を認めているか確認してください。
また、画像を含むB5原稿は、A4へ拡大すると画像の実効PPIが下がります。細い文字や図がぼやける場合は、拡大前の元データからA4版を書き出す方が確実です。
PDFの実際の用紙サイズが不明な場合は、先にPDFのページサイズと向きを確認する方法で確認します。