A4の原稿をB5用紙へ全体が収まるように印刷する倍率は、用紙寸法から計算すると約86.5%です。実際の印刷画面では86%または87%を目安にし、プレビューと試し刷りで確認します。
A4とB5の寸法
JISの代表寸法は次のとおりです。
| 用紙 | 短辺 | 長辺 |
|---|---|---|
| A4 | 210 mm | 297 mm |
| B5 | 182 mm | 257 mm |
全体を収める倍率は、短辺と長辺の比率のうち小さい方を使います。
- 短辺:
182 ÷ 210 × 100 = 約86.7% - 長辺:
257 ÷ 297 × 100 = 約86.5%
したがって、目安は約86.5%です。
印刷倍率計算で確認する
「印刷倍率計算」で、元の用紙をA4、印刷先をB5、モードを「全体を収める」にします。PRINT_SCALE_REDUCE と PRINT_SCALE_FIT に対応する結果が表示されます。
ツールは整数へ丸めて表示するため、画面上は87%になる場合があります。86%と87%の差は小さいものの、端に罫線や文字がある原稿ではプレビューを確認してください。
余白はどこに出るか
A4とB5は縦横比が完全には同じではありません。約86.5%で縮小すると、長辺はほぼB5に合い、短辺にはわずかな余白が残ります。
プリンターには印刷できない領域があるため、実際の余白は用紙寸法だけで計算した値より大きくなることがあります。「フチなし」を選ぶと、余白を消すために自動で拡大され、端が切れる場合があります。
Acrobat・Readerで印刷する方法
内容を欠けさせたくない場合は、印刷画面でB5用紙を選び、「合わせる」を使うのが簡単です。倍率を固定したい場合は、カスタム倍率へ86%または87%を入力します。
- プリンターの用紙をB5に設定する
- PDFのページサイズがA4か確認する
- 「合わせる」またはカスタム倍率を選ぶ
- プレビューで端の欠けを確認する
- 必要なら1枚だけ試し刷りする
プリンタードライバー側にも「A4→B5」や拡大縮小設定がある場合、Acrobat側と両方で縮小しないようにします。
原寸が必要な書類には使わない
申請書、ラベル、図面、型紙など、寸法が指定されている資料は、B5へ縮小すると記入欄や基準寸法も約86.5%になります。提出先が用紙変更を認めているか確認してください。
倍率の基本と「合わせる」「余白なし」の違いは印刷倍率を計算して用紙サイズを変える方法で確認できます。PDFの実際のページ寸法が不明なら、先にPDFのページサイズと向きを確認する方法を使います。