A4とLetterなど異なる用紙サイズが混在するPDFは、すべてを同じ設定で印刷すると、一部だけ縮小されたり端が切れたりします。まずページごとの寸法を確認し、同じ用紙へ揃えるのか、ページに合わせて給紙するのかを決めます。
A4とLetterの寸法は同じではない
代表的な寸法は次のとおりです。
| 用紙 | 短辺 | 長辺 |
|---|---|---|
| A4 | 210 mm | 297 mm |
| Letter | 8.5 inch(約216 mm) | 11 inch(約279 mm) |
LetterはA4より少し幅が広く、縦は短いため、A4用紙へ原寸で出すと上下または左右の扱いが変わります。見た目だけでは判別しにくいので、PDF内のページ寸法を確認します。
PDFページサイズチェックを使う
PDFのページサイズと向きを確認する方法で対象PDFを選びます。PDF_MIXED_PAGE_SIZE が表示され、コンテキストに paper-a4 と paper-letter がある場合、両方の規格が含まれる可能性があります。
ツールはファイルを送信せず、ブラウザ内で確認します。保護されたPDFや非常に大きいファイルは解析できない場合があるため、Acrobatの文書プロパティや印刷プレビューでも照合してください。
すべてA4へ印刷する場合
日本の一般的なプリンターでA4へ揃えるなら、印刷画面で用紙をA4にし、「合わせる」または用紙に収める設定を使います。
- 印刷範囲を少数ページにしてプレビューする
- 用紙サイズをA4に固定する
- ページサイズ処理で「合わせる」を選ぶ
- 自動回転または向きを確認する
- Letterページの上下や端が欠けていないか確認する
- 1枚試し刷りしてから全ページを印刷する
申請書、ラベル、図面など原寸が必要な文書は、縮小してよいか提出先へ確認してください。
ページごとに用紙を変える場合
Acrobatには「PDFのページサイズに合わせて用紙を選択」という設定があります。A4とLetterの両方を給紙できるプリンターなら、各ページに合うトレイを使える場合があります。
ただし、プリンタードライバー、トレイ構成、用紙設定が対応している必要があります。Letter用紙がセットされていない環境で有効にすると、用紙待ちやエラーになることがあります。
PDF自体をA4へ統一する前に
印刷のためだけなら、元PDFを作り直さず印刷設定で対応する方が安全です。PDFページのトリミングやサイズ変更は、注釈、フォーム、署名、リンク、画質へ影響する可能性があります。
統一版を作る必要がある場合は、原本を残し、別名PDFへ書き出して全ページを再確認します。ページ順、文字欠け、注釈、署名の有効性も確認してください。